姉妹のギャップ

投稿者：リュビ 投稿日：2013年 8月16日(金)20時47分2秒

私には大学生の姉がいます。私は恥ずかしがり屋でどちらかといえば内気な性格なのですが、姉は髪を茶髪にしたりとにかく目立ちたがり屋です( TДT)

私はいつも両親を喜ばせるためまじめでいい子を演じてます。でも姉は夜遅く家に帰ってきたりと皆に心配をかけます。しかし姉はいろんな人から好かれています

多分それは、私と違って人との付き合いが多いからです。一方私は最近友達とも

上手くいかなくて、自分に自信が持てません。自分はこんなに頑張っているのに不真面目な姉が皆に好かれているのが悔しくてたまりません。大好きな姉に強くあたってしまう自分が嫌です。出来れば仲良しに戻りたい

でもこの気持ちは収まりません。どうしたらいいでしょうか？

 

 

 

「リュビ」様へ　ご投稿ありがとうございます。回答いたします。

投稿者：管理人 投稿日：2013年 8月17日(土)09時44分56秒

 

「リュビ」様へ

 

ご投稿ありがとうございます。

 

この掲示板は、ご相談をお受けしておりませんでしたが、

折角のご投稿ですので、回答いたします。

 

 

問題がいくつか重なっていますので、

整理する必要があるかもしれません。

 

まず、お姉さまに対するお気持ちは、

心理学の基本の理論の「投影」や「シャドウ」などを

ご理解なさると、少し落ち着くかもしれません。

 

この理論の要点を簡単に申しますと、

「人は自分が禁じられた人生を歩んでいる人を憎んでしまう」

ということです。

 

例えば、体育会系の男子が

勉強ができるけれど、運動は苦手である男子をいじめたりすることが

学校では比較的よくあることと思われます。

 

そこには、「勉強ができるようになるような人生」を

禁じられた男子の屈折した気持ちがあります。

 

一方、勉強はできるけれど、運動はできないタイプの男子も、

「運動ができるようになる人生」を禁じられています。

 

ですから、体育会系の男子を憎んでいるものです。

 

学生時代は、体育会系の男子のほうが優位に立つ場合も多いのですが、

社会人になって、「運動ができれば、人気者になれる」

という学生時代のシステムが崩れると、

非体育会系の男子が体育会系の男子を徹底的に排除するような場合もあります。

 

「人は自分が禁じられた人生を歩んでいる人を憎んでしまう」

という理論を知らないと、

憎しみはどんどん増していくばかりです。

 

やがて殺人事件が起こる場合もあります。

 

「人は自分が禁じられた人生を歩んでいる人を憎んでしまう。

だから、仲良くするためには、その憎しみを忘れ去る必要がある」

 

「その人を憎んでいるのは、自分が禁じられた人生を歩んでいるという、

ただ、それだけのことであり、

自分に危害を加える人を憎んでいるわけではない」

 

そのように思えないと、仲良くしたい人と仲良くはできないものなのです。

 

 

この理論は、人間関係において、とても大切です。

もし、ご友人様とうまくいかないことを悩んでいらっしゃるのでしたら、

「リュビ」様がご友人様が禁じられた人生を歩んでいらっしゃる可能性もございます。

 

例えば、ご友人様が「両親を喜ばせるためまじめでいい子を演じている」

という人生を禁じられていたら。

 

例えば、とても酷い親で、あるいは、悪いところの多い親で、

とてもその親を喜ばせたいなどと思えない状態だとしたら、

「リュビ」様の「両親を喜ばせるためまじめでいい子を演じている」

という生活スタイルは、

ご友人様にとっては、不快に思えることとなるでしょう。

 

「酷い親」、「悪いところの多い親」は、

カウンセリングの現場ではとても多いものです。

親も人間ですから、悪いところも多いものなのです。

 

ですから、「両親を喜ばせるためまじめでいい子を演じている」

という生活スタイルは、とてもすばらしいのですが、

ご友人様に受け入れられるとは限らないこともご理解なさることが大切です。

 

 

「不真面目な姉が皆に好かれている」

それも納得のいくところです。

 

「酷い親」、「悪いところの多い親」に育てられている人も多いのです。

そういう人たちにとっては、「不真面目さ」こそ大切なのです。

親に心配を掛けること、夜遅く帰ってくること、

そこに、「とてもその親を喜ばせたいなどと思えない状態」の共感性があり、

人に好かれる条件となるのです。

 

真面目であると好かれるわけではないのです。

むしろ、不真面目であると好かれる場合も多いのです。

 

「リュビ」様が急に不真面目になられることをお勧めしているのではございません。

 

「いつも両親を喜ばせるためまじめでいい子を演じてます」

という生活スタイルは、「リュビ」様の個性ですから、

否定なさらなくてもよろしいのです。

 

同じようなタイプの人を見つけ、

そういうかたとお友達付き合いをなさっていくことが大切なのです。

 

もし、「いつも両親を喜ばせるためまじめでいい子を演じてます」

というタイプのかたが身近にいらっしゃらなければ、

周囲のかたがたに合わせて、少しだけ、ハメを外されてもよろしいと思います。

 

そのさじ加減がうまくいくと、お友達付き合いがうまくいき、

自信を取り戻されることになるかもしれません。

 

 

「少しだけハメを外す」って、とても難しいことかもしれません。

 

お友達と長電話なさったり、

通信ゲームをなさったり、

学校帰りに、ゲームセンターで1時間ぐらいだけ遊んだり、

流行っているマンガを読んだり、

流行っているテレビを見たり、

時々カラオケボックスで遊んだり、

時々、ミュージシャンのコンサートへ行ったり

何か、そういうようなことかもしれません。

 

その具体的な方法は、「リュビ」様がご自分でお選びください。

 

 

ご参考になりましたら幸いです。

それでは、失礼いたします。